石塚峠(いしづかとうげ)は、岩手県釜石市にある峠。標高は312m。

概要

釜石市の平田と唐丹町本郷の間にある峠。 峠名は藩境に設置された石塚にちなみ、藩境を示す「印杭」が釜石市郷土資料館に保存されている。

江戸時代にはこの峠が、旧浜街道が通り、盛岡藩・閉伊郡平田村と仙台藩・気仙郡唐丹村とを分ける藩境となっており、各々に御境番所が置かれていた。 嘉永6年(1853年)に三閉伊一揆が起きたときには、この峠を越えて仙台藩に越所した。

現在、1km西に国道45号が通じ、石塚トンネル(1,351m)が開通したことで峠道は廃道となった。

脚注

出典

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年3月8日。ISBN 4040010302。 
  • 瀧本壽史、名須川溢男『街道の日本史 5 三陸海岸と浜街道』吉川弘文館、2004年12月20日。ISBN 4-642-06205-X。 

関連項目

  • 日本の峠一覧
    • 東北地方の峠一覧
  • 石塚峠 - 同名の峠の一覧。
  • 浜街道 - 同名の街道の一覧。

外部リンク

  • 岩手県釜石市郷土資料館. “郷土資料館”. 教育・観光施設. 2012年5月1日閲覧。

石塚隧道・新石塚トンネル

石北峠

石蔵峠⇔高塚山⇔石楠峠 / おはぎマンさんの岩宇土山・白鳥山・銚子笠の活動データ YAMAP / ヤマップ

石北峠

石塚峠(いしづかとうげ)