グリーゼ667Cc (Gliese 667Cc)、またはグリーゼ667c (Gliese 667c) とは、地球から見てさそり座の方向に約22光年離れた位置にある3重連星系グリーゼ667の第2伴星、グリーゼ667Cを公転している太陽系外惑星である。2011年にドップラー分光法を用いて発見された。
特徴
グリーゼ667Ccの物理的特徴は発見方法であるドップラー分光法の性質上により下限質量しか求められておらず、その下限質量は地球の3.709倍である。しかしPlanetary Habitability LaboratoryによるHabitable Exoplanets Catalogにはグリーゼ667Ccの半径は地球の1.5倍と表記されている。これらのことからグリーゼ667Ccは岩石で構成された地球より大きな岩石惑星スーパーアースの可能性が高い。そのうえ、グリーゼ667Ccはハビタブルゾーン(液体の水が存在できる領域)の中を通る軌道を持つ。その為、グリーゼ667Ccは生命が存在する可能性が非常に高い太陽系外惑星として注目されている。Habitable Exoplanets Catalogによると、地球類似性指標(ESI)の値は0.78となっている。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 太陽系外惑星
- 居住するのに適した太陽系外惑星の一覧
- グリーゼ667C




