森宮野原駅(もりみやのはらえき)は、長野県下水内郡栄村大字北信にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)飯山線の駅である。
長野県最北端に位置する駅であり、新潟県境に近接している 。2010年4月1日付の支社管轄割り当て見直しで、長野支社の管轄エリアも当駅までとなり、当駅以東は新潟支社の管轄となる。
歴史
1925年(大正14年)11月、飯山鉄道の西大滝駅 - 森宮野原駅間の開通の際に、長野県下水内郡水内村大字北信に開業した。駅名は、下水内郡水内村大字北信字森と、千曲川(信濃川)を渡った先にある新潟県中魚沼郡上郷村大字宮野原(現:津南町上郷宮野原)の、2つの地名に由来している。
年表
- 1925年(大正14年)11月19日:飯山鉄道 西大滝駅 - 森宮野原駅間開通にあたり開業。
- 1927年(昭和2年)8月1日:飯山鉄道 森宮野原駅 - 越後外丸駅(現:津南駅)間が延伸開業、終着駅ではなくなる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:国有化され、運輸通信省(後の日本国有鉄道)飯山線の駅となる。
- 1982年(昭和57年)10月31日:貨物取扱廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1995年(平成7年)3月15日:飯山線CTC化により簡易委託駅となる。
- 2003年(平成15年)9月:初代駅舎の解体と2代目駅舎の建設が始まる。
- 2004年(平成16年)
- 3月30日:2代目駅舎が竣工。
- 4月1日:駅舎オープン。
- 2011年(平成23年)
- 3月12日:長野県北部地震の影響でホームの一部が崩れる被害が起き、また地震の影響で、戸狩野沢温泉 - 十日町駅間の上下線で終日運転を見合わせた。
- 4月29日:運転再開。
駅構造
島式ホーム1面2線及び側線、貨物ホーム1面1線(通常不使用)を有する地上駅。駅舎はホームの南側にあり、構内踏切でつながっている。
タブレット閉塞が行われた頃は終日社員が配置されていたが、1995年に行われた飯山線のCTC化と同時に簡易委託駅となった。駅の管理は飯山駅が行っている。開業当初からの木造駅舎は小さな平屋建てであったが、2003年から翌2004年にかけて工事が行われ、2004年4月には交流館「ふきのとう」を併設した二代目駅舎が竣工した。夜間滞泊は2本設定されている。
当駅では1945年(昭和20年)2月12日に7.85mの積雪を記録し、それを示すメジャーが横倉方面のトンネル寄りのホーム端に立てられていた。1990年1月、新たに構内にJR東日本最高積雪地点を示す標柱が設置された。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は13人である。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺
- 栄村役場
- 栄村震災復興祈念館「絆」(栄村森宮野原駅前複合施設)
- がんばろう栄村 駅前店 - 休業。
- 国道117号
- 道の駅信越さかえ
- 栄村物産館またたび、さかえミルク工房マテリアーレなどの施設が入居している。
- 角万食堂 - 森宮野原駅の傍
- 中条温泉 トマトの国
バス路線
- 南越後観光バス
- 《急行》 森宮野原駅=津南=清津峡=越後湯沢線
- 津南=森宮野原=百ノ木線
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■飯山線
- 横倉駅 - 森宮野原駅 - 足滝駅
脚注
記事本文
利用状況
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- 中井侍駅 - 長野県最南端の駅。
- 軽井沢駅 - 長野県最東端の駅。
- 田立駅 - 長野県最西端の駅。
外部リンク
- 駅の情報(森宮野原駅):JR東日本




