新宿跨線橋(しんじゅくこせんきょう)は、東京都新宿区新宿で東日本旅客鉄道(JR東日本)および小田急電鉄新宿駅に架かる国道20号(甲州街道)の跨線橋(陸橋)である。総延長271m。

概要

元々踏切による平面交差であったものを1906年(明治39年)に木造の跨線橋としたのが始まりである。その後1925年(大正14年)に鉄骨製の橋へと架け替えられ、1958年(昭和33年)に拡幅された。

1915年(大正4年)の京王線開業から1945年(昭和20年)までは京王線と道路が橋を共用する鉄道道路併用橋であった。また、橋上には省線新宿駅前駅が存在していた。

1958年の拡幅後の道路幅員は30mであり、歩道幅員が5mと狭い上に客待ちタクシーや一般車で混雑しており、接触事故が発生するなどの構造上の課題を抱えていた。また、耐震性や安全性に対する懸念もあり、1999年(平成11年)度から「新宿駅南口地区基盤整備事業」によって架け替えられ、2012年(平成24年)に完成した。架け替え後の道路幅員は30mから50mに、歩道も5mから15mに拡幅された。また、この事業ではJR新宿ミライナタワーやバスタ新宿も同時に整備された。

出典


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新宿駅新南口改札出たところの跨線橋デッキ 2016.8.19 Tatsuo Yamashita Flickr

甲州街道新宿駅跨線橋架け換え工事 くろかわポタリング研究所