エトルリア人(ラテン語: Etrusci イタリア語: Etruschi)は、イタリア半島北部から中部(ペルージャなどを含むボローニャ近郊からローマ近郊)に紀元前9世紀から紀元前1世紀まで住んでいた先住民族。インド・ヨーロッパ語族に属さない先印欧語であるエトルリア語を使用していた。独自のエトルリア文化を築き、ギリシア人、フェニキア人と制海権を争い、特にギリシアでは海賊と見做され怖れられたが、紀元前5世紀頃から衰退し、共和政ローマによって紀元前396年にウェイイを陥落させられ、他の諸都市も徐々にその支配下に入った。

初期のローマ人はエトルリアの高度な文化を模倣したとされ、ローマ建築に特徴的なアーチは、元々エトルリア文化の特徴であったといわれる。また、王政ローマの王はエトルリア人も幾人かいたともいわれ、異民族の王を追放することによってローマは初期の共和政に移行した。

関連項目

  • イタリア
  • イタリアの歴史
  • 古代ローマ
  • 王政ローマ
  • エトルリア

出典

参考文献

  • ドミニク・ブリケル『エトルリア人 ローマの先住民族 起源・文明・言語』白水社〈文庫クセジュ ; 932〉、2009年。ISBN 978-4-560-50932-6。 

古代イタリア半島:エトルリア

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